古いインドで、お釈迦様の遺体を荼毘に付した事から、仏教徒のお葬式としての火葬の歴史が始まりました。
日本で火葬されたのは、道昭という僧侶が遺言により、火葬にしたのが始まりとされています。
記録の上では、大宝三年に、持統太上天皇のお葬式が、火葬で行われた、とあります。
当時の火葬は、皇族などの極一部の、お葬式に限られていたようです。
庶民がお葬式を火葬での行うようになったのは、中世後期以降と言われ、北陸地方の浄土真宗を中心に、庶民にも、火葬が広がって言ったということです。
火葬は、当初、野焼き方式で行われていましたが、次第に釜を用いた釜式となり、各地の寺院などに火家、三味所と呼ばれる焼場が出来ました。
しかし、その頃でも、火葬されるのは極わずかで、大半は土葬でのお葬式でした。
明治時代に入ると、政府は公衆衛生の面から、伝染病予防の為、火葬を推奨ようになりました。
第二次世界大戦以後は、行政が火葬場を設立して、お葬式時の火葬を勧めて来たという歴史があります。
近年では、斎場と呼ばれ、煙を無臭、無公害化に実現した火葬場が増えています。